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グラスホール

講師はしばらくお休みをいただきまして、冬のウィーンに行ってまいりました。今冬は5年か10年に一度の大雪だそうで、到着の翌日は空港閉鎖になったとか。無事に行って帰国できたのは幸いでした。

今回の旅の目的はコンサート、しかも、合唱団として舞台にのる方で行ってます。観光はさておき練習と本番の日々!(講師はガラス作家さんです。けれどアマチュア合唱をライフワークにしてます。趣味と言いますね、普通は…)

コンサート会場は、Wiener Musikverein, Grosser Saal。ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートでおなじみの「黄金の間」と呼ばれるこの夢のようなホールで、合唱団として歌うことができたのは、何ものにも代えがたい貴重な体験でした。素晴らしいのひとこと!参加を可能にしてくれたすべてのことに感謝。

さて、ガラスやさんとしては、音楽よりもガラスのレポートをこちらでご紹介しましょう。

Musikvereinの地下には2004年にできた4つのホールがあります。そのひとつが Gläserner Saal=ガラスホールです(Gläserner の a にはウムラウトがつきます)。多目的ホールだそうですが、コンサート会場としては380人が入れる広さです。このホールが合唱練習とオケ合わせ会場でした。

中に入ると、名前のとおり周囲みごとにガラス!正面の反響板の役割をしているのが、曲げ板ガラス、10ミリ厚くらい(ちゃんと測っていません)の2枚の青板の間に、金箔が挟んである!ガラス面寸法も測り忘れましたが、大きなガラスパネルのすべてに金箔がびっしり!(講師の目には赤金に見える) 金屏風に貼られた金箔のように見えます。
使われている金箔は、1枚のガラスパネルで約550枚??(ちゃんと数えていません) とすると、48面のガラス、金箔は…??? (レポートというわりには、練習に気を取られ数字的なことはすべて忘れていました…)

バルコニーの手すりの下板も板ガラス、やはり2枚合わせで、こちらは白いプリント(エナメル?)が施されている。壁面もガラス。天井もガラス。こちらは不透明。ぐるりとガラスに囲まれていますが、床はさすがに木でした。

ガラスのオルゴールやグラスハープ、ガラスのバイオリンやピアノ…そういうものはとても美しい響きがします。が、ここで使われているのは板ガラス、そして多目的ホールだからでしょうか、マエストロ曰く「ここはあまり響かないところもあると思うんですけど…(合唱の響きが足りなかった時の指示の中で)」。 オケと合唱で大音響だから、教会みたいに響いたらそれも大変。ちなみにリサイタルのような時は、反響板の角度が変わって音響効果を出せるようでした。(定かではありませんが…)
グラスホール_b0273973_2324018.jpg

工芸ガラスではないけれど、普通は見られないガラスのホールに入れて、これもまた嬉しい体験でした♪

by a-glassbird | 2013-01-23 08:12 | 講師のひとりごと