一番人気の1番カレット
「パート・ド・ヴェール」はフランス語の 「Pâte de verre」がもともとの表記(aにつく ^ が反映されません、すみません…)、 日本語にすると「ガラスの練り粉」「ペースト状のガラス」の意味です。日本でこの技法が普及し始めた頃は、粉ガラスに限らず、粒状のガラスを使ってもこの名称で呼んでいたので、アトリエ グラスバードでは同じ工程を経てできるものを「パート・ド・ヴェール」と呼んでいます。現在では「キルンワーク(kiln-working)」「cast glass」と呼び分けることもあります。
さて、ガラス教室生の皆様が、続々と新作品の焼成をしています。一定期間は型制作に費やすので、ガラスを詰めて焼くタイミングがなぜか同じような時期になってくるのです。
パウダー状から大粒ガラスカレットまで、教室では粉末を含めて5~6段階に大きさを分けてガラスを用意しています。それぞれのメッシュは表現したいものによって使い分けます。
最近は「カレット1番」と呼んでいる細かいガラス粒(グラニュー糖くらいの大きさ)が大人気!元の混合カレット1キロを5段階にふるい分けたとすると、1番カレットは単純に5分の1としても200グラムしかできません。(実際は均等に分けられませんが) 人気No.1の1番カレットは、購入希望総量がこの数ヶ月で約6,000グラムとなりました。さて、何キロの元カレットが必要でしょうか…!?
大物作品に取り組んでいる方もいらっしゃいますので、出来上がりがますます楽しみになってきます。
(写真は「カレット1番」です。)
by a-glassbird | 2013-02-11 14:30 | 講師のひとりごと