平成最後の…。
平成最後の〜といろいろな場で言われていますが、自然や時は切れ目なく続いているのですよね。
でも、同じようでも今年の桜は今年だけ…
ところで、もう終了してしまいましたが、GEN:ガラス教育機関の合同作品展が3月上旬に上野で開催されました。(ご紹介するタイミングを逃してしまいましたが…)
今年の卒業生の方々は、文字通り平成最後の、ということになりますね。
ガラス工芸の流れを元号の枠でくくることはできないと思いますが、時代が変わっていくのかなぁ、ということも思ったりします。
アメリカで「スタジオグラス・ムーブメント」が始まったのは、1960〜70年代のこと。
分業で作られるのが当たり前だったガラスを自分の手で全ての工程をこなして作品を作る、というスタイルにしていったのはこの後からです。
昭和の終わり、ガラスを総合的に学べる教育機関は、全国でも2つだけでした。
平成は、ガラス工芸を学んだ人たちや、独自にガラスを制作してきた方々が指導者となって、教育機関や趣味の講座などでスタジオグラスを広めてきました。
今は、ガラス作家といえば自分でガラスを作る人、というのが皆さんの認識になっているかもしれませんね。
次の元号の時代、ガラス工芸はどんな方向に発展していくのでしょうか?
時の流れを思いつつ、フレッシュな作家さん達の活躍が期待されます。
。。。
by a-glassbird | 2019-03-25 18:31 | 講師のひとりごと | Comments(0)