「フィンランド・デザイン」展

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昨日、サントリー美術館で開催中のガラスの展覧会「森と湖の国/フィンランド・デザイン」展を見てきました。この時期に見る北欧のガラスは、その土地の空気感も伝えてくれるようです。

フィンランドの大学でガラスを教える友人が、数年前に東京で学生さん達の作品を紹介する展覧会が開かれた時に言っていたことを思い出しました。“国のプロジェクトとして、今はアーティストを育てている、この後の数年はプロダクトに力を入れていく”ということだったような…。

あの時学生さんだった人も今ではフィンランドのガラスの担い手になっているのかもしれません。

展覧会は来年、大阪と北海道に巡回するそうです。


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会場内では一部写真撮影OKのエリアがありました。iittalaのBirdsのシリーズで、奥の鳥はグラスエイダー(カモの一種)、縞々の鳥はヒスカリーナ(想像上の鳥)というのだそうです。お気に入りはこの子でした♪
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アトリエ グラスバードとしてはガラスの鳥たちは気になるところ…iittalaのBirdsは他にも仲間がたくさんいました。こちらのサイトで詳しく見られます。↓
http://www.scope.ne.jp/iittala/birds_toikka/about/

# by a-glassbird | 2012-12-13 13:04 | 講師のひとりごと

丸形、球形、の型のその後の形

peachさんの二つに分かれていた耐火石膏型は、そのあとの制作工程で合体しました!
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1コマでは時間が足りない工程だったので、2コマ続けて制作しました。
ガラスにしたい形はそれほど大きくなくても、型にするとかなり大きく感じます。型だけみると、どんな形をつくっているのかわからないこともしばしば。クラスが違うと、預かっている制作途中の型を見ても、何だかさっぱりわからない…、ガラスになって初めて、こういうガラス作品でしたか!! とわくわくするのも、楽しいものです。

# by a-glassbird | 2012-12-11 08:24 | 制作風景

丸形、球形、の型

peachさんが今取り組んでいるのは、こんな形…
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まあるい形のガラスを作るための耐火石膏型です。半分に割った状態です。(型を割れるように作らないと、中の原型を取り出せないのです。)
丸があまりにもきれいで、かわいいです。型のふちについている小さな丸(球状のポッチ)は、割った型を組み合わせるときのかみ合わせになっています。きれいに作っていますね!
早くガラスがみたいですね。でも、完成にはまだしばらくかかります…。

# by a-glassbird | 2012-12-10 10:53 | 制作風景

パート・ド・ヴェールの色見本

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Bさんのガラス色見本が焼きあがりました!
焼く前とはかなり感じが違いますね。(注:写真の色の順番は焼成前とは逆に置かれています…)

まだ石膏の型に入っているままなので、光が入った様子がわかりません。型を割り、取り出してからあらためて色をチェックします。

Bさんは使う色が決まったようです。次回、本番の制作型にガラスを入れる予定です。

# by a-glassbird | 2012-12-06 22:12

パート・ド・ヴェールの原型づくり

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この情景を見る限りでは、何の教室なのか、わかりませんね…。
工作でもしているかのよう、ですが、パート・ド・ヴェールでガラスを作るために、元の形となる原型を作っているのです。今回はスチレンペーパーを使っています。
粘土で原型を作ることが多いですが、粘土が苦手な方は、なるべく粘土を使わない原型を工夫したりしています。いろいろな素材で原型がつくれますよ。

段ボールで囲まれた方は、この後耐火石膏を流しかけられました。

# by a-glassbird | 2012-12-04 07:20 | 制作風景